高市首相、トランプ氏に伝達:日本はロシアとのLNGプロジェクトから撤退できない
東京:高市早苗首相は木曜日の会談で、ドナルド・トランプ米大統領に、日本がロシア極東でのサハリン2石油・ガスプロジェクトから撤退することは「難しい」と伝えたと、政府筋の情報として地元メディアが報じた。
アメリカは、ウクライナ侵攻後の対モスクワ制裁の一環として、ロシアのエネルギー資源、特に液化天然ガス(LNG)の輸入を止めるよう日本に求めている。
この制裁は、ロシアを孤立させ、エネルギー分野からの収入を減らそうとする、より広範な国際的努力の一環である。
トランプ大統領との会談で高市首相は、日本のエネルギー安全保障へのコミットメントを再確認し、ロシアからのガス輸入を停止することでエネルギー危機を招くリスクを冒す余裕はないと強調した。高市首相はまた、日本がサハリン2プロジェクトから撤退すれば、海洋資源開発プロジェクトの権益取得を狙う中国に利益をもたらす可能性があると指摘した。

日本の石油会社がロシアからの原油輸入を停止し、アラビア湾、特にサウジアラビアとアラブ首長国連邦からの輸入を増やしている一方で、日本はロシアに対する制裁措置の戦略的例外を設けている。この例外により、北極圏LNG 2、サハリン1、サハリン2の各プロジェクトは制限なしに継続できる。
この決定は、日本のエネルギー政策の重要な要素であるLNGの需要増と密接に結びついている。
日本のエネルギー安全保障に不可欠なプロジェクトの安定性を確保するため、東京の経済産業省(METI)は、ロスネフチとガスプロムがそれぞれ運営するサハリン1およびサハリン2のプロジェクトについて、石油・ガスの貯蔵、探査、生産、輸送、液化に関連するエンジニアリング工事を認可した。
この認可には、NOVATEKが管理する北極LNG第2プラントも含まれる。
サハリン1プロジェクトには、JAPEX、伊藤忠商事、丸紅、インペックスなどを含む日本のコンソーシアムSODECOが30%の権益を保有している。サハリン2プロジェクトでは、三井物産が12.5%、三菱商事が10%の株式を保有している。日本企業はまた、ヤマールにある北極圏LNG2プロジェクトにも10%の出資をしている。
アラブニュース・ジャパンのインタビューに応じたエネルギー専門家で慶應義塾大学教授の田中耕一郎氏は、「これは、日本がすでにロシアのLNGに依存していることを明確に示している。「一方、ロシアは日本の制裁にもかかわらず、日本とのプロジェクト継続に強い関心を持っている。日本の投資が提供する財務的安定性と、日本企業が提供する先進技術は、ロシアにとって非常に魅力的なのです」
アメリカのエクソンとイギリスのシェルは、サハリンでのプロジェクトから撤退した。
経済産業省のデータによれば、2023年には、ロシアは日本のLNG輸入総量の9.3%を占め、オーストラリアとマレーシアに次ぐ第3位の供給国になる。







