日本の牡蠣が「大量死」、海の温暖化が原因か:政府関係者

東京:日本の牡蠣が、海水温の上昇のためか、日本有数の生産地の一部で大量死している。
西日本の瀬戸内海を囲むいくつかの沿岸地域(日本の養殖牡蠣生産量の4分の3以上を占める地域)では、養殖牡蠣の約90%が死んでいる。
20年以上牡蠣の養殖に携わってきた森尾達也氏はAFPの取材に対し、「こんなことは私のキャリアで初めてだ」と語った。
瀬戸内海に面する広島県の横内正一氏は、「高水温と他の要因が、牡蠣が大量死した原因ではないか」と指摘した。
県のデータによると、今年の広島沿岸の7月から10月までの平均水温は、牡蠣養殖にとって重要な時期である1991年から2020年の平均よりも1.5~1.9℃高かった。
海水温は気候変動により世界的に上昇している。
「高い気温が数週間続くと、牡蠣は弱り、ウイルスやバクテリアに感染しやすくなります」と横内水産課長は言う。
収穫された牡蠣の死亡率は通常30~50%だ。
しかし、農林水産省が11月中旬に行った聞き取り調査では、広島県の中東部では60〜90%、それ以外の西部では平年並みかやや高めだった。
水産物技術研究担当の戸井慎一郎氏は、「今年は7月に雨が少なかったことに加え、水温が高かったため塩分濃度が上昇し、牡蠣にダメージを与えた」と語った。
農水省の担当者はAFPにこう語った:「牡蠣が死んだ原因については、自治体とともに調査中です」と農水省の担当者はAFPに語った。
養殖業者の森尾氏は、地元の放送局である広島ホームテレビの取材に対し、気温の上昇に強いと考えられている牡蠣でさえ被害を受けたと語った。
また、近隣の兵庫県では、牡蠣養殖業者の竹内大樹氏が、生き残った牡蠣は「生育が悪かった」と語った。
平均の半分くらいの大きさです」と33歳の彼はAFPに語った。「正直なところ、売るのは難しい」
一方、日本の養殖牡蠣生産量の約17%を占める北日本の三陸沖の牡蠣は、影響を受けていないようだと農水省は述べた。
国連のIPCC気候専門家パネルによれば、海洋温暖化の速度は1993年以来2倍以上になっている。
平均海面水温は2023年と2024年に新記録に達した。
香港、台湾、シンガポール、ベトナム、タイは日本産牡蠣の主要輸入国である。
AFP






