中部電力社長が辞任、データ改ざんによる原発再稼働申請を撤回

東京:日本の中部電力は、浜岡原子力発電所の再稼働を促進するためにデータを改ざんしたことが理由で、社長と会長が辞任すること、及び二基の原子炉を再稼働させるための申請を撤回することを発表した。
第三者委員会の報告書によると、中部電力は地震波データを選別し、会社の内部基準に合致するようにしたとされ、また不正を示す二件の内部報告があったにもかかわらず、適切な措置を取らなかったという。
報告書はまた、上層部が可能な限り早く原子炉を再稼働させるよう職員に圧力をかけていたこと、同社の「独自の正義感」に基づく批判を無視していたことも指摘している。
「第三者委員会の厳しい批判を真摯に受け止めている」と、会見で林欣吾社長が謝罪し、2012年以来の地震波データ提出における不正行為を謝罪した。
林社長と勝野哲会長は9月30日に辞任する。現在、取締役の安井稔が10月1日に社長に就任する予定である。
日本の多くの原子力発電所は2011年の福島核災害以降、長い間停止されており、より厳しい安全基準を満たすための再ライセンスが進められている。
1月にデータ改ざんスキャンダルが明るみに出て以来、日本の原子力規制当局は中部電力唯一の原子力発電所である中部の浜岡発電所の安全審査を中止している。
このスキャンダルは、核エネルギーが日露関係やイラン危機によってエネルギー安全保障の強化が急務となる中で、業界にとって大きな打撃となっている。
東京電力は今年初め、柏崎刈羽の原子炉を再稼働させている。
中部電力は現申請を撤回するものの、組織と運用プロセスを再構築した後に再申請をする予定だと林社長は述べた。
8月現在、日本には11基の原子炉が稼働しており、合計で約10ギガワットの発電能力を持っている。福島事故以前には、日本は54基の原子炉を運転していた。
ロイター






