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津波被災者、故郷を守るため山火事と闘う 東北地方

津波被災者、故郷を守るため山火事と闘う 東北地方
岩手県大槌町で山火事の消火活動が続く中、道路を走る消防車(2026年4月25日撮影)。ロイター
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27 Apr 2026 14:55:44 GMT9
27 Apr 2026 14:55:44 GMT9

日本、大槌町:2011年3月、観測史上最大の地震が津波を引き起こし、大槌町の実家が流されたとき、芳賀亮太さんは高校生だった。

妻と幼児を持つ31歳の現在、ボランティア消防士である彼はまた新たな自然災害に直面している。今度は6日目に猛威を振るった山火事で、月曜日の朝の時点で1,600ヘクタール以上の森林を焼き尽くし、彼のコミュニティを脅かしている。

「東日本大震災から15年が経ち、私たちの生活はようやく落ち着きを取り戻しつつありました」

「また大切なものを失うわけにはいきません。火は燃え広がり、私たちの疲労は限界に達していますが、ここは私たちの故郷です。たとえ空回りしているように感じても、何としてでも守っていきたい」

大槌町は2011年、高さ約10メートル(33フィート)と推定される津波が小さな漁師町を押し流し、最も大きな被害を受けた沿岸部の町のひとつだ。町長を含め、人口の約10分の1に当たる1300人近くの住民が亡くなった。

今回の火災の規模は、芳賀さんが経験したことのないものだという。これまでに約1400人の消防隊員と数十人の自衛隊員が出動しているが、月曜日に雨が降るとの予報にもかかわらず、鎮火の見通しは立っていない。

日本は世界の他の地域と比べて大規模な山火事は比較的少ないが、気候変動によってその頻度は増えている。日曜日には、福島でも山火事が発生した。

芳賀さんにとって、山火事の増加は、人口の減少と高齢化に伴う消防士不足という長期的な懸念に拍車をかけている。彼が所属する消防団は、すでに当局が定めた人員配置を下回っているという。

「もし私が50代や60代のときに山火事が発生し、私が息も絶え絶えになりながら消火活動にあたるとしたら、それを止めることはできないと思います」と彼は言う。

それでも芳賀さんは、地域を救おうとする消防士たちのひたむきな努力は決して無駄にはならないと信じている。

“次の世代がボランティア消防団に参加するきっかけになるかもしれない”と語った。

ロイター

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