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英国、ハンタウイルス対策強化のため日本から実験薬を入手

英国、ハンタウイルス対策強化のため日本から実験薬を入手
日本で抗インフルエンザウイルス薬として承認され、富士フイルムホールディングスの子会社である富山化学工業が開発した「アビガン(一般名:ファビピラビル)」の錠剤。(ロイター)
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20 May 2026 03:10:50 GMT9
20 May 2026 03:10:50 GMT9

ロンドン:英国は日本から抗ウイルス剤ファビピラビルの供給を受け、クルーズ客船ホンディウス号に関連して発生した致死的なハンタウイルス感染症への対応にあたる。

UKHSAは、ハンタウイルスの治療薬として実験的に使用されているファビピラビルの引き渡しを週末に受理したと発表した。

UKHSAも日本当局も、英国に供給された投与量の詳細については明らかにしていない。

集団感染の中心となった豪華客船は月曜日にオランダのロッテルダム港に接岸し、当局は乗組員と医療スタッフを下船させた。同船に関連して確認された8例と可能性の高い2例から3人が死亡している。

ハンタウイルスは主にげっ歯類によって感染するが、まれに人と人との間でも感染することがあり、また長時間密接に接触した後でも感染することがある。

治療は通常、安静や輸液などの支持療法が中心となるが、患者によっては呼吸補助が必要になることもある。

日本では、ファビピラビルが新型インフルエンザや再興インフルエンザの緊急治療薬として、富士フイルムから「アビガン」という商品名で販売されている。多くのウイルスが増殖するのに必要な主要酵素を阻害することで作用するこの薬は、英国では使用が許可されていない。

ブリュッセル大学のウイルス学者であるPiet Maes氏によれば、ハンタウイルスに対するファビピラビルの使用は、一般的には標準的な治療ではなく、実験的あるいは状況な治療であり、重症感染症を早期に治療するためのものであると考えられるという。

Maes氏によれば、これまでのところ、実験室や動物実験から得られた証拠のみであり、ハンタウイルスに対する薬剤の効果を示す強力なヒト試験データはないという。国際的に確立された臨床プロトコルもなく、ハンタウイルスに対する日常的な使用は推奨されていない。

ハンタウイルスはアンデスウイルスと呼ばれる希少なタイプで、人と人との間で感染することが知られている唯一の株である。

世界保健機関(WHO)職員によれば、ウイルスの感染性を高めたり、重症化させるような変化は確認されておらず、今回の流行はパンデミックの脅威をもたらすものではないという。

ロイター

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