エンペラーペンギンに注目、日本で南極協議がスタート

東京:絶滅の危機に瀕しているエンペラーペンギンの保護強化や、増加する観光客をいかに管理するかが、火曜日に日本で開かれる南極に関する協議の主要議題となる。
南極条約に加盟する約60カ国の政府関係者が広島に集まり、壊れやすい南極の保護と管理に関する年次協議が行われる。
南極大陸とその豊富な野生生物は、1959年に締結されたこの条約の下で保護されている。この条約は、南極大陸を科学と平和の地と定め、領有権の主張を凍結している。
南極条約事務局のフランシスコ・ベルグノ事務局長は火曜日の記者会見で、「ここ広島で行われている話し合いは、南極大陸が気候変動などの世界的な課題によってますます影響を受けている今、特に重要だ」と語った。
ベルグノ事務局長は、南極大陸は「地球の気候と海洋を調整する上で重要な役割を果たしている」と警告し、「長期的な思考、慎重な管理、そして国際的な信頼」を求めた。
「ここでの決定は、南極における人間の活動が、慎重に管理され、環境に責任を持ち、科学的な根拠に基づいたものであることを保証する助けとなる」と付け加えた。
時事通信によると、会議には米国、中国、ロシア、ウクライナなど約50カ国から約400人の政府関係者や研究者が参加する。
今年最も注目されるのは、先月国際自然保護連合(IUCN)が絶滅危惧種に指定したエンペラーペンギンの地位である。
自然保護団体WWFは、広島会議でこの動物を特別保護種に指定するよう求めており、その結果、ペンギンにプレッシャーを与えている海運や観光に制限が加えられる可能性がある。
ペンギンの数が激減している主な原因は、気候変動によってペンギンが生息し、狩りや繁殖を行う海氷が1年の早い時期に割れてしまうことだ。
WWFの極地・海洋担当チーフ・アドバイザー、ロッド・ダウニー氏は声明の中で、「氷上のアイコンであるペンギンは、今すぐ行動を起こさなければ、今世紀末には絶滅の危機に瀕しているかもしれない」と述べた。
しかし、この会議で保護強化に関するコンセンサスが得られるかどうかはまだ不透明で、広島で決定が下される可能性は低いとの情報もある。
また、2024年から25年にかけて約12万人が南極を訪れている観光客の急増も大きな議題となり、代表団は地域や活動に対する制限の可能性や、割り当ての可能性についても検討することになる。
専門家たちは、既存の枠組みでは、カヤックや熱気球からモーターサイクルに至るまで、この地域での観光活動の多様化が考慮されていないと警告している。
「南極での観光をどのように規制・管理するかが重要な課題になっている」と、会議の議長を務める日本の外務省の宇山秀樹氏は語った。
AFP






