日本、ブームに乗ってカンヌへ

パリ(フランス):2025年に記録的な興行収入を達成したばかりの日本映画界は、その勢いをカンヌ国際映画祭に持ち込み、深田晃司監督の最新作で水曜日のデビューを飾った。
深田晃司監督の『ナギダイアリー』は、日本の田舎町における孤独と挫折した愛を静かに描いた作品で、世界最大の映画祭であるカンヌ国際映画祭のメインコンペティション部門(22作品)に出品される3本の日本映画のうちの1本である。
「ドライブ・マイ・カー』でアカデミー賞に2度ノミネートされた濱口竜介監督による初のフランス語作品『急に具合が悪くなる』と、『万引き家族』で有名な是枝裕和監督によるハイテクをテーマにした『箱の中の羊』がラインナップを占める。
カンヌ国際映画祭は、世界中のプロデューサーや配給会社が企画と権利を獲得する、年に一度の巨大な映画産業エグゼクティブの祭典である。
「これほど多くの日本映画が(映画祭に)出品され、評価されることは非常に喜ばしいことです」と深田監督は水曜日にAFPのインタビューに答えた。「しかし、それが必ずしも日本社会における日本映画の健全性を示しているとは思いません」
『淵に立つ』や昨年のJ-POPスターを題材にした『恋愛裁判』などの作品を手がけた深田監督は、昨年の日本の興行収入が記録的な数字であったことは、彼のようなインディペンデント作家の苦境を隠していると反論する。
2025年に日本で最大の興行収入を記録した映画–超大作『デーモン・スレイヤー』、昨年のカンヌ映画祭でデビューした時代劇『国宝』、そしてアニメのヒット作『名探偵コナン 隻眼のフラッシュバック』–は、2019年の興行収入をそれまでの新型コロナ以前の過去最高を上回るのに貢献した。
孤独の探求
「日本は文化予算が極めて限られている国であり、映画に対する公的セクターの支援は控えめです」と深田監督。
松たか子と石橋静河が主演する『ナギダイアリー』は、岡山県の田舎町を舞台に、それぞれの孤独を抱えた登場人物たちの重なり合う人生を描いている。
禁じられたゲイとレズビアンの愛というテーマが全編を貫いている。
「孤独は田舎に住む人に限ったことではない。田舎であろうと都会であろうと、生きることそのものが孤独で困難なのです」と、2016年の『淵に立つ』の大ヒット以来カンヌの常連である深田監督は付け加えた。
「孤独は生まれつき持っていて、治らない病気のようなもの」だと彼は言う。
「この映画には異性愛者もセクシュアル・マイノリティも登場しますが、レズビアンやゲイにとって孤独を忘れる大きな方法のひとつは、結婚してパートナーと暮らすことです」
「日本では同性婚はまだ法的に認められていないので難しいのです」
カンヌ国際映画祭は5月23日まで開催され、最優秀作品に贈られる名誉あるパルムドールが授与される。
AFP






